先日、子供とお散歩に行ったときのこと…。
神社の境内に足を踏み入れると、目の前に小さな亀が歩いていました。
亀は、周りで遊ぶ子供たちには目もくれず、一生懸命歩いています。
よほど足元に気を配っていないと気づかないような小さい亀です。
こんなところを歩いていては、いずれ誰かに踏まれてしまいそうです。
そんな姿は見たくないので、そっと拾い上げてみました。
とても小さなミドリガメです。
息子「かめさん、かわいいね」
息子は初めての亀に少し興奮気味です。
息子が触ると亀はすぐに引っ込んでしまい、なかなか出てきません。
さて、拾ったもののどうするべきか。
ちのcは悩みました。
このまま放せば、誰かに踏まれるか、車に轢かれてしまう。
しかし、外来種(ミドリガメはアカミミガメの事)を勝手に池にはなしては、もともと棲んでいた生き物が困ってしまう。
繁殖力が強く、もといた生物が負けてしまうのです。
とりあえず「亀さんの池」に行こう!
ちのcは、息子と共に境内にある「亀さんの池」に行きました。
(写真は4月撮影)
しかし、池の縁に行くと、大きな蚊が襲いかかってきました!
何ということでしょう。
息子は、虫除けスプレーをふりかけていたので、ボクだけ被害に遭いました。
かゆい…
すると、子亀に気づいたのか、池の中から亀達が寄ってきました。
ちのc「もしかしたら、この亀のお父さんかもしれないね。」
息子「かめさんのおとうさん!」
出てきた亀は、アカミミガメでした。
この小さな亀は、「亀さんの池」で産まれて迷子になっていたのかもしれません。
これなら安心だと思い、そっと亀を池のほとりに下ろしてやりました。
息子「かめさんバイバイ!」
しかし亀は、甲羅に閉じ籠ったままなかなか出てきません。
そうこうしているうちに、再び巨大な蚊が襲いかかってきました!
もちろん、襲われるのはボクだけです…。
早く…
何を考えているのか、亀はなかなか出てきてくれません。
10分ほどして、ようやく頭を出しましたが、ボクはもう蚊の餌食になっています。
そして、ポチャンと音を立てて、亀は池に落ちました。
ふぅ、よかっ…
バッッシャャッ!!!
知らない間にたくさんの亀が集まっていたようで、一斉に水中へ潜っていきました。
「…」
ちのcは、小亀が無事であることを祈るしかできませんでした。
ちのc「お父さんじゃなかったかもね…」
竜宮城には行けそうにないです。
おしまい
ペットを捨てるのはやめましょう!