どうも!ちのcです!
次男の誕生に合わせて7か月の育休を取得し、充実した育休ライフを満喫しました!
そして、育休の取得に合わせて家計の見直しをしたのですが、その際に保険の見直しをすることで、固定費の大幅な削減に成功しました。
育休と家計見直しの記事はこちら。
そこで気付いたのが、必要以上の死亡保険に入っていたことと、貯蓄・老後資金目的で加入していた保険の効率の悪さ。
我が家が加入した保険は、ほとんどが無料FP(ファイナンシャルプランナー)の方に勧められたものでした。
残りは、若かりし日のボクが強引な保険外交員のおばちゃんに勧められたものです(笑)
今回は、無料のFPに相談して失敗したボクの経験を基に、保険との向き合い方についてボクの学びをお伝えしたいと思います。
保険を見直そうとしている
これから保険に加入しようとしている
無料FPに相談したボクの失敗
まずはボクの保険加入履歴から簡単にお話ししましょう。
①24歳 社内でも有名な保険外交員のおばちゃんによって、はじめての保険に加入
年金保険・医療がん保険
保険料・・・毎月2万円ちょっと
②30歳 結婚を機に、奥さんと無料FPの方に相談をして保険の変更
生命保険(ドル建て)・医療保険・がん保険
保険料・・・奥さんと合わせて月8万5千円ほど
③34歳 子どもの誕生を機に、無料FPの方に相談をして生命保険の見直し
生命保険(変額保険へ変更)
保険料・・・総額は変わりなし
毎月の保険金額を見ると、かなりの支出になっています。
もちろん、毎月赤字でした(笑)
そもそも赤字になってまで保険を組むこと自体に問題があるわけですが、②以降に契約した保険は全て、積み立て機能の付いた保険だったので、将来への貯蓄と勘違いをしていたのです。
まだ見ぬ老後のために、今の生活を切り詰める。
改めて振り返ってみて、何やってんだと思ってしまいます(笑)
そんなこんなで、毎回ボーナスから赤字を補填して生活をしていました。
もちろん、貯金も全然増えませんでした。
どうして無料FPはダメなのか?
そもそもFPとは、相談者とともにライフプランを考えながら、目標を達成するための資産運用方法や、お金の流れなど、お金に関する様々な事についてアドバイスしてくれる方です。
保険の見直し相談もその一部ですね。
しかしながら、ボクの例から考えると、毎月の収支が赤字になっていることから、ライフプランがきちんと立てられていないことがわかります。
それはなぜか?
FPや保険の外交員の方が勧める保険が、ボクの生活スタイル(家計)に合っていなかったからです。
初めて相談したときは、結婚を機に将来のお金のことや保険のことを考えて相談したんですが、これではその相談内容は解決していませんね。
一部の無料FPは保険を売るのが仕事
①で加入したドル建て保険
②で加入した変額保険
どちらも外資系の保険会社でしたが、共通点があります。
それはFPの取り分(販売手数料)が非常に大きいことです。
また、保険会社の手数料(支払った金額のうち、貯蓄・運用に回らない保険料部分)も高いので、資産形成・運用という面で考えると、かなり効率の悪い商品になります。
当たり前ですが、保険加入の際には「FPの販売手数料が何円で…」なんて説明はありません。
スーパーに買い物に行って、原価や店側の利益を教えてくれるお店なんてないですよね(笑)
それと同じことです。
しかし、手数料が高い商品を販売すれば、販売したFPの収入は増えます。
たまに「無料でFP相談・ホテルランチ付き!」なんて広告があるのですが、我が家もこういったところで出会ったFPさんでした。
言い方は悪いかもしれませんが、質の悪いFPは「自分たちが儲けられる保険の販売員」なのです。
決して私たちに合った保険を勧めてくれるわけではありませんし、そういった人達にとっては、ライフプランはいくらまで保険料を払えるか?という目安でしかありません。
ボクの例でいえば、
「これからの時代、円資産だけを持つのは危険です。」
「保険に貯蓄の機能を付けることで、老後に備えられます。」
「保険で預けたお金を運用で大きくしていきます。」
という言葉に踊らされてしまいました。
後半でお話ししますが、外貨を持つこと自体は間違った考え方ではないのです。
もちろん資産運用も間違ってはいません。
ただ、その方法が間違っているんです。
自分に必要な保険を知る
自分に必要な保険を知るには、まずライフプランを立てることが必要です。
ネットで「ライフプランシミュレーション」と検索すると、様々なツールが出てきますので、おおまかなイメージはつかめるかと思います。
ただ、細かい項目までは設定されていないものがほとんどなので、住宅購入計画などの大きな支出が控えている方は、きちんとしたFPさんに相談してライフプランを立ててみることをお勧めします。
ライフプランを立てると必要な保険が見えてきます。
ボクの例で説明すると…
ボク(36歳)
奥さん・息子2人
賃貸マンション在住
もし今すぐにボクが死んだ場合、残された家族には遺族年金が支給されます。
これが大体月15万円(会社員の場合)くらい。
でも、それでは生活ができないので、公的年金で足りない分を保険で補うことになります。
もし月に8万円(遺族年金と合わせて23万円)くらい欲しいなと考えれば、2800万円くらい保障が付いた生命保険に入ればいいことになります。
(月8万円×12か月×30年)
残された奥さんが働いて稼いだお金は、子どもたちの学費に回します。
こんな感じで見ていくと、死んだ後に必要なお金が見えてきます。
医療に関しては高額療養費制度があるので、最低限必要なお金は貯金でまかない、先進医療のように保険が適用できないものに対して備える必要があります。
ボクの場合は、②の時点で死亡保障が総額5000万円以上ついていました。
保険に加入当時、子どもはいなかったので、たとえボクが死んでも、まだ十分働ける奥さんが残ります。
この状況から考えて、5000万円もの死亡保障は不要だとわかります。
保険と貯蓄・運用は別物
保険商品の中には、運用や貯蓄を強調したものがたくさんあります。
しかし、それらの保険で運用や貯蓄をすることが必ずしも正しい選択であるとは思えません 。
失敗したボクだからというのもありますが、それらの保険の向こう側には「加入者に代わって運用してくれる人」がいるわけです。
もちろんタダ働きではないので、手数料を取っています。
大幅な運用益が出れば手数料を考えてもリターンが大きくなるのかもしれませんが、それなら自分で運用した方がはるかに効率的です。
今は、ネットで情報を検索することもできますし、YouTubeで投資の勉強をすることもできます。
(怪しい情報商材にはご注意を…)
保険会社に多額の手数料を払うくらいなら、その分を自分自身で投資していった方が効率がいいのです。
日本人は保険好きだという話を耳にします。
そこを狙ったのが貯蓄型の保険です。
「保険と貯蓄の機能があって、60歳にはこんなにお金が返ってくるんです!」
「老後資金のために、この保険で運用ができるんです!」
「一応運用がマイナスの場合も書いてありますが、平均7%の運用益は堅いです!」
こんな言葉をかけられたら、そのFPは疑うべきです。
「保険と運用・貯蓄は別物」と考えた方がいいです。
まとめ
ボクの失敗の話ばかりで大変お恥ずかしい限りなのですが、ボクがこの失敗で学んだのは「自分で調べて考える事」!
たとえ良い人であれ悪い人であれ、FPさんはあくまで相談に乗ってくれる人なのです。
FPから提示された保険でも、加入するかどうかは自分自身の判断ですし、責任は自分にあります。
それに、そのFPが本当に信頼にできる人なのかは短い時間では判断できません!
ボクが初めて相談したFPの方もとてもいい方でした。
「もし私が引退をしても、私の子ども達が跡を継いでくれますから!」
なんて笑っていましたが、年賀状のやりとりも2年ほどで終わりました。
(こちらは送っていましたが返ってこなくなりました。)
何度もお話ししていますが、相手は売り手のプロ。
こちらを気持ちのいい夢物語に導くのなんてお手のものなんです。
最近は、何においても「無料」が流行っています。
しかし、「タダほど高いものはない」。
フタを開けてみれば、結局無駄なお金を払っていたなんてことはよくある話です。
ボクは途中で気付くことができましたが、もしあのままの生活を続けていたらと思うと…。
大切なのは、自分でも調べて自分の頭で考える事!
知らずに損することはあっても、学んでおけば気付くチャンスはありますからね!
今回も読んでいただきありがとうございました!
ではまた☆