どうも!ちのcです!
息子のモンテッソーリ幼稚園入園をきっかけに、モンテッソーリ教育について勉強しています。
年中さんになった3歳の息子は、電車が大好き!
おもちゃはもちろんプラレール!
色んな車両を走らせて遊んでいるのですが、そんな息子が最近興味を持ち始めたのが「ドライバー」。
以前からドライバーには興味を示していて、何かと触ろうとしていたのですが、今回はわけが違う。
ドライバーを使って「分解」することに興味を持ち始めたのです。
おかげで車両たちはもうバラバラ…(笑)
今回は、「分解」したがる子どもにどう対処すればいいのか。
モンテッソーリ教育の観点も交えて見ていきたいと思います。
「分解」という行動をモンテッソーリ的に捉えてみる
「分解」という行動は細かい作業が伴います。
ドライバーでネジを回して、ネジを外したらフタを外して…。
いずれも、手指の繊細な作業が必要になります。
小さいネジをドライバーで外して分解していくのは、なかなか難しいものです。
子どもにとってみれば、手指を思い通りに動かすトレーニングになるのです。
モンテッソーリ教育の考えでは、子どもには敏感期と呼ばれる時期があります。
モンテッソーリ教育の説明記事はこちら↓
敏感期には同じような行動を何度も繰り返すようになります。
運動の敏感期であれば、飛び跳ねたり、手指を使って細かい行動を繰り返してみたり。
同じ行動を繰り返すことで、だんだんと上達をしていきます。
そうすることで、手指の繊細な使い方ができるようになったり、体の動かし方、感覚を会得していくのです。
ドライバーなどの工具を使う作業は、まさに敏感期の行動なんですね。
それに加えて、「中身が気になる」「分解したらどうなるだろう?」という好奇心が合わさって、子どもを「分解」という行動に駆り立てるのです。
好奇心は行動の原動力
子どもは分解するのが大好き!
というか、中身がどうなっているのかが気になるんです。
しかも、一度気になったらやってみなくちゃ気が収まらない。
もうそのことしか見えなくなります。
これは、子ども心を忘れないボクの捉え方です(笑)
好奇心は行動の原動力です。
この好奇心を上手に育ててあげることで、何事にも前向きに挑戦できる子どもに成長していきます。
悲しいかな、大人になると好奇心なんて人生のどこかで落としてしまっていますよね。
そうならないためにも、好奇心が旺盛な子どもの頃に、前向きに挑戦できるマインドを育てていきましょう。
子どもはドライバーやネジが大好き
子どもはドライバーやネジなどの工具が大好きです。
我が家では、小さい頃からネジとナットをおもちゃにしていました。
(何でも口に入れるのが落ち着いてきた頃から)
ネジにナットをはめて一生懸命回してみたり、小さい入れ物に入れて振ってみたり。
入れ物は、居酒屋で配っていた焼酎の試供品。
ボクはほとんどお酒を飲まないのですが、子ども達にはちょうどいいサイズだったので友人の分までもらってきました。
(中身は奥さんが美味しくいただきました。)
ナットを回すのは手指のトレーニング、入れ物に入れて振るのは音や振った時の感触を楽しんでいるんですね。
きっかけはプラレールの電池交換
大きくなってきてプラレールで遊ぶようになると、ドライバーの存在に気づくようになりました。
今のプラレールは、ドライバーが無いと電池交換が出来ません。
(一部の車両は、昔と同じで手で外すことが出来ます。)
プラレールにハマっている息子は、ひたすらプラレールを走らせるので、あっという間に電池がなくなってしまいます。
そこで、ボクが電池交換をするのですが、その様子を一生懸命見つめる息子。
気がつけば、自分で電池交換が出来るようになり、電池の入っていない車両まで分解するようになり…。
気が付けばこんなになりました…。
写真は、連結が出来るタイプのE5系新幹線ですが、もはや連結は出来ません…。
分解される前は、左のE4系Maxのように、連結器が収納されている状態でした。
ボディもボロボロ…(笑)
子どもが思う存分分解できる環境を整える
ここでボクたち大人が出来ることは何でしょうか?
それは、思う存分楽しめる環境を整えることです。
分解する行為は決して悪いことではありません。
手指のトレーニングや、考える力・子どもの好奇心を伸ばすことにもなります。
ただ、分解してはいけないもの、困るものもあります。
(買ったばかりのプラレールを分解されると複雑な気持ちになります…)
なので、思い切り分解できる環境を整えることが大切になります。
我が家では、使わなくなったモノは、息子のおもちゃにするようにしています。
使わなくなったコーヒーミル、壊れたリモコンなどなど。
ボクたちは必要ないので、息子は思う存分楽しむことができます。
ちなみに、コーヒーミルはドングリを挽こうとして即効でぶっ壊し、絵の具で塗られ、庭の室外機の上で雨風に晒され…。
本来想定されていない過酷な条件下で、コーヒーミルには大変申し訳ないのですが、息子はとても満足そうに遊んでいました。
プラレールも、もうそういうものなんだと割りきって、自由に使っていただいています(笑)
ドライバーは使いやすいものを用意
我が家では、息子専用のドライバーを用意しています。
というか、息子がいつも持っていくので、差し上げました(笑)
サイズ的にも息子が使いやすいものだったので、ちょうど良かったのでしょう。
あまりに大きいものや小さいものは、使いにくくてストレスの原因になりますし、手指を上手く使うトレーニングに適していません。
子どものサイズに合ったものを用意するのも、環境を整えることの一つです。
まだ子供が小さい場合や、家にちょうどいい工具類が無い場合は、こんなモンテッソーリ教具もあります。
モンテッソーリ教具の良いところは「本物」を使うこと。
本物を使うことで、その感触や動きなどをしっかり身に付けることができます。
ネジやナットは誤飲の恐れもありますから、遊ぶときは大人と一緒に遊ぶ、口に入りにくいように大きいものを選ぶなどの注意が必要です。
まとめ
大人にはなかなか理解できない行動でも、子どもたちにとっては大切なトレーニングの一環です。
分解もまさにその一つ。
大人が環境を整え、子どもが思う存分出来るようにすることで、様々な能力が育っていきます。
そしてもう一つ大切なのは、上手く出来ない事もあるということ。
上手く出来ないからといって大人が替わってやるのではなく、やり方を見せる事が大事です。
失敗してもいいんです。
モンテッソーリの大切な概念は、あくまでサポートです。
子ども達は、環境を整えてあげることで自分で学んで成長していきます。
「家でもできるモンテッソーリのお仕事」の記事はこちら↓
読んでいただきありがとうございました!
ではまた!