どうも!ちのcです!
長男のモンテッソーリ幼稚園入園をきっかけに、モンテッソーリ教育について勉強するようになり、子どもとの楽しい関り方を研究しています。
今回は、哺乳びんと授乳姿勢についてのお話。
我が家では、基本的に完全母乳での育児を行ってきたのですが、次男の発育が思ったように進まず、混合育児に切り替えました。
(混合育児とは、母乳とミルクを併用して育児を行うことです。)
それまでは母乳オンリーだったので考えたこともなかったのですが、哺乳びんにはたくさんの種類があります。
我が家では、とある歯医者さんに勧められた「ドクターベッタ」という哺乳瓶を使っています。
子どもの成長を第一に考えられた哺乳びん、ドクターベッタ。
普通の哺乳びんとドクターベッタの両方を使ってみましたが、ドクターベッタの方が格段に飲ませやすいです。
ボクがドクターベッタをお勧めするポイントはこちら!
ミルクを飲ませやすい
子どもの授乳姿勢がよくなる
パパも育児について学んでいるとアピールできる
3つ目はおまけみたいなもんですね(笑)
授乳姿勢の重要性
ドクターベッタを導入するにあたって、赤ちゃんの成長過程における体の変化について少し勉強してみました。
正直言うと、最初はドクターベッタの重要性が分からなかったので(笑)
産まれたばかりの赤ちゃんは、気道と食道が分かれています。
なので、口でミルクを飲みながら鼻で呼吸ができるのです。
何それ?と思ったあなた、水を飲みながら鼻で呼吸してみてください。
絶対にできませんから(笑)
しかし、生後3か月を過ぎたあたりから、気道と食道がくっついて、舌の動きで食道と気道を分けることができるようになります。(成人嚥下)
食道と気道がくっつくことによって、誤嚥の可能性が出てくるのです。
誤嚥とは、ミルク等が気管に入ってしまうことです。
先ほど、水を飲みながら鼻で呼吸ができないと言いましたが、何かしらの理由で飲み込むのに失敗した水が気管に入って「むせる」事がありますよね?
これが誤嚥です。
子どもを寝かせた状態でミルクを飲ませると、誤嚥の危険性があります。
咳き込んだりすることはもちろん、そのまま気管の中に入ってしまうと、誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。
また、飲ませたミルクが耳の方に流れ込んでしまい、中耳炎になることもあります。(ミルク性中耳炎)
何にせよ、寝かせた状態でミルクをあげるのは良くないです。
産まれたばかりの赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲むときは、お母さんに抱かれておっぱいを飲みます。
大人になっても、寝ている状態で飲食はしないですよね。
ドクターベッタ(哺乳びん)とは
アメリカの小児科医が考案した「ドクターベッタ」は、赤ちゃんがおっぱいを飲むときと同じ姿勢でミルクが飲むことができるように作られた哺乳びんです。
一番の特徴は、哺乳瓶の先端形状。
一般的に想像する哺乳びんとは違って、先端が少し曲がっています。
この角度のおかげで、飲む側(赤ちゃん)も楽にミルクが飲めますし、飲ませる側も楽にミルクをあげることができます。
メリット①首を反らさずに飲める
ドクターベッタは、瓶の先端が曲がっているため、子どもを座らせた状態で、首を反らさずにミルクを飲ませることができます。
首を反らせることで、あごが上がって鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸に移行しやすくなります。
人間は鼻呼吸を前提として出来上がっていますので、口呼吸になると、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
鼻には鼻毛や鼻粘膜があり、細菌やウイルスの侵入を防いでくれていますが、口にはこのような役割はありません。
(鼻毛が見えると恥ずかしいけど、切りすぎないでね♡)
首を反らさずに飲むという事は、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲む時と同じ姿勢でミルクを飲むことが出来るので、誤嚥や中耳炎の心配を減らすことが出来ます。
もちろん、子どもも楽にミルク飲むことが出来るので一石二鳥ですね!
メリット②とにかく飲ませやすい
とにかくミルクをあげるのが楽!
子どもの首を反らさずに飲めるという事は、ミルクをあげるボクたちも非常に楽になります。
ただ哺乳瓶を持っているだけで、最後までミルクが飲めてしまうのですから。
普通の哺乳瓶を使っていると、ミルクが残り少なくなってくると、哺乳びんを傾けてあげないとミルクが上手く飲めません。
気が付いたら飲み口にミルクが届いていなかったなんてことや、空気を飲んでいたなんて事があります。
(ミルクをあげながら、うたた寝してしまうボクがよくやる失敗…。)
ドクターベッタであれば、先端が曲がっているお陰で、ミルクが少なくなってきても哺乳びんを傾ける必要が無いんです。
なので最後まで同じ姿勢で飲ませることが出来ますし、ボクのような失敗は気にしなくて済みます。
これやってみないとわからないんですが、ホントに楽です!!
メリット③舌・顎のトレーニングになる
ドクターベッタの飲み口には、ブレインとジュエルという二種類のものがあります。
どちらのタイプにも丸穴とクロスカットというタイプがあります。
分かりやすく表現すると、
ジュエル ・・・ ノーマル飲み口
ブレイン ・・・ トレーニング用飲み口
といった感じ。
ブレインは、赤ちゃんが舌をしっかり動かさないと、ミルクが出てこない作りになっているのです。
これは、助産師さんが考案したもので、お母さんの乳首を目指して作られたものです。
お母さんのおっぱいを飲むには、舌でしごくように絞り出して飲むので、それなりの力と技が必要です。
このブレインは、お母さんのおっぱいのようにすることで、赤ちゃんの噛む力と、舌を鍛えることができるのです。
丸穴とクロスカットの違い
丸穴は哺乳びんを傾けると、少しづつ滴るようにミルクが出ます。
赤ちゃんの舌にミルクが触れることで、赤ちゃんのミルクを飲みたい意欲を掻き立ててくれます。
クロスカットは、赤ちゃんが口を動かしてモグモグしないと、ミルクが出てきません。
(適温のミルクであれば、哺乳瓶を逆さまにしてもミルクは出ません。)
ジュエル(ノーマル飲み口)を使うのであれば、初めからクロスカットでもいいかもしれません。
ブレインは飲むのに力が要るため、初めは丸穴でスタートして、慣れてきたらクロスカットに変えてみるのがいいかもしれません。
舌のトレーニングには、クロスカットが最適です。
我が子の場合、ブレインのクロスカット飲み口に変えて、ミルクを飲み切るまでに30分かかりました。(240ml)
正直、めっちゃ長かった(笑)
でも、飲むのに慣れてくると、15分くらいで飲みきれるようになります。
まさにトレーニングの効果!
デメリット①洗い残しに注意
一番のデメリットは、洗い残しに注意が必要という事でしょうか。
その特殊な形状から、哺乳瓶上部の曲線になっている部分は少し洗いにくいです。
オフィシャルショップでは専用のスポンジも販売していますが、100均で先端が細めの哺乳瓶用のスポンジを買えば大丈夫です!
我が家では、100均のスポンジ を突っ込んでごしごし洗ってました。
(スポンジの形状によって先端部分に上手く届かないものがあるので注意してください)
スポンジ類も定期的に交換した方が衛生的ですし、それを考えると100均のスポンジが一番コスパが良いです。
飲み口は定期的にチェックを
メリット③でご紹介した飲み口(クロスカット)ですが、使用を重ねるうちに穴が広がってしまって、全然力を入れなくても飲める状態になってしまいます。
交換の目安としては、
・ミルクを飲むのが異様に早くなった
・飲み口を洗った際に、いつもより水の通りがいい
・ミルク(適温)を入れて哺乳瓶を逆さまにすると、ミルクがだだ漏れ
このような時は、飲み口を交換した方がいいでしょう。
父親もミルクをあげることで子どもとの絆を深める
我が家は、
長男→完全母乳
二男→ミルクと母乳の混合
ということで、両方を経験してきました。
完全母乳だった長男の時は、搾乳もあまりしていなかったので、ボクは授乳に関わることはありませんでした。
しかし、次男のミルクを飲ませるようになってから、新しい発見をしました。
ミルクを飲んでいるときの子どもは、本当に可愛い!
お腹が一杯になったら寝落ちして…。
もう、たまりませんね~!(笑)
本来はお母さんにしかできない授乳ですが、父親がミルクをあげることによって、子どもとの絆が深まります。
子どもだって、誰がミルクを飲ませてくれているのか見えていますからね。
そして、哺乳瓶を変えるだけですが、子どもについて少し考えてみるいい機会にもなります。
奥さんに対しても、「俺も子どもの事について色々考えてるんだよ!」というアピールに繋がります(笑)
まとめ
哺乳瓶はピンからキリまで、様々な種類が販売されています。
その多くは、ミルクをあげる側(親)の事を考えていても、ミルクを飲む側(子ども)についてはあまり考えられていないのが実情です。
ドクターベッタは、子どもの成長の事を考えて作られた数少ない哺乳瓶です。
この機会に、子どもの成長について考えてみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた~☆