どうも!ちのcです(*^^*)
今回は、フェリーの魅力についてお話ししようと思います!
新幹線や飛行機に比べるとかなり日陰な存在のフェリーですが、うまく計画を立てるとかなり便利な交通手段です。
ボクは社会人になるまでフェリーの乗ったことがなかったのですが、はじめてフェリーを利用してその快適さを知って以来、年に2,3回フェリーを利用しています。
特にこどもを連れて遠出するときはとても便利なんです☆
ボクが実際に利用した航路を中心にご案内いたします(*^▽^*)
フェリーの魅力
現在日本では、長距離から短距離まで様々なフェリーが運航されています。
他の交通機関と比べると印象の薄いフェリーですが、ここ数年、多くの航路で新型の船が投入されていて、快適さは格段に向上しています。
フェリーのメリット
まず、フェリーのメリットについてご紹介しましょう。
- 料金が安い
- 船内での自由度が高い
- 現地での滞在時間を長くとれる
- 個室など様々な部屋タイプがある
- 車・バイクを載せることができる
料金が安い
新幹線や飛行機に比べると、料金は非常に安上がりです!
ボクが九州に引っ越してきた時に利用した、「名門大洋フェリー」で比較してみましょう!
大阪・南港と福岡・新門司港を結ぶ名門大洋フェリーですが、同じエリア(関西~福岡)を結ぶ交通機関としては、新幹線・飛行機・夜行バスがあります。
(夜行バスはこどもとの移動には向かないので、ここでは除外します。)
新幹線の場合(のぞみ普通車指定席利用・通常期)
新大阪~小倉 14,250円
新大阪~博多 15,110円
スーパー早特きっぷ(発売条件あり・変更不可)
新大阪~小倉・博多 10,290円
飛行機の場合
LCC(ジェットスター・ピーチ)
関空~福岡 最安値 5,000円前後
(2歳から料金が必要)
ANA・JAL
伊丹~福岡 最安値 10,000円前後
(3歳から料金が必要)
フェリーの場合
大阪・南港~北九州・新門司港 ()内はインターネット予約の値段
エコノミー(雑魚寝) 約6,700円(約4,700円)
ツーリスト(半個室) 約8,000円(約5,500円)
ファースト(個室) 約14,000円(約9,500円)
※原油の高騰により、燃料油価格変動調整金が前後するため、おおよその金額で表記しています。
※料金は変動することがあるので、正確な料金をお調べの際は各社のHPをご参照ください。
LCCはやっぱり安いですね!
ただ、早めの予約やセール期間でないと、値段は高くなってしまいます。
そして、LCCは2歳から料金が必要です。
フェリーは予約のタイミングによって値段が変動するわけではないので、いつでもこのくらいの値段で利用することができます。(乗船日により多少の変動があります。)
そして、乳児はもちろん無料、大人1人に付き幼児(1歳以上6歳未満の未就学児)1人の運賃が無料(添い寝)になります。
船内での自由度が高い!
これはこども連れのとっての最大のメリットだと思います!!
新幹線や飛行機は、こどもが退屈してきても逃げ場がほとんどありません。
もちろん遊び場なんてありません。
すっと寝てくれれば楽ですが、ぐずりだしたうえ機嫌が悪い!なんてなった日には、目的地に着くころにはもうグッタリしますよね…(>_<)
しかしフェリーの場合、キッズフロアはもちろんの事、展望デッキや展望スペースなどがあって、こどもが自由に動き回ることができます。
座席や客室のあるエリアと、ホテルで言うフロントやロビーのあるエリアが離れているため、休んでいる人にそこまで気を遣う必要がないのです。
現地での滞在時間が長くとれる!
長距離フェリーの場合、夜や夕方に出発して翌日の朝に着くパターンが多いです。
南港~新門司港航路の場合
1便 17:00 ⇒ 翌日05:30
2便 19:50 ⇒ 翌日08:30
というダイヤです。
同じ距離を新幹線や飛行機で移動すると、日が昇る前に家を出発しても、現地に着くのは10時前くらい…。
しかも、朝が早くて眠たい…。
しかしフェリーだと船内でゆっくり休んでいるので、朝から全力で遊ぶことができます!
しかも出航が夜なので、仕事が終わってその日のうちに旅に出発することができます!
中距離のフェリーでも、最終便は夜出発して翌3時ごろに到着するも、そのまましばらく船内で休むことができるフェリーもあります。
ボクが奥さんの実家(高知県)への帰省に利用する「宇和島運輸フェリー(別府~八幡浜)」の場合、
(最終便)別府 23時50分 ⇒ 八幡浜 2時35分
というダイヤですが、5時30分まで船内で寝ていることができます。
別府で温泉に入ってゆっくりしたら、フェリーでぐっすり眠って(奥さんはこっそり飲んでいたらしい…)、早朝から高知へレッツドライブ!!
朝早いので道路も空いていますし快適です(*´ω`)
個室など様々な部屋タイプがある!
フェリーといえば雑魚寝のイメージが強いかと思いますが、今は様々なタイプの個室があります。
二人や三人用の個室はもちろんの事、一人用の個室もあります。
なんと、完全個室のフェリーも登場しています。
こども連れの場合は、個室の方が周りに気を遣わなくてもいいのでとても楽です!
前章でご紹介した宇和島運輸フェリーの最終便に乗船したとき、どうせ空いているだろうとタカをくくって一般席で乗船してみると、案外乗っている人が多くてビックリ!
当時息子は1歳半くらいで、ちょいちょい夜泣きが出ていたので、周りの方の迷惑になるんじゃないかとドキドキしながら寝たのを覚えています。
最悪は、甲板で夜風に吹かれながら眠ろうかと思いました(笑)
幸い息子は大人しく寝てくれ、近くで休んでいたおばさんに、
「よく寝てたね~!」
と声をかけてもらったりして、一安心しました(^-^;
帰りは昼の便にしたので、息子も景色を楽しんでおります。
個室なら、そんなにドキドキする必要もないですし、甲板で眠る必要もありません(*´ω`*)
そして、フェリーの個室はもうホテルとほぼ一緒!
お風呂がない(スイートにはお風呂もあります)以外は、特に不便なことはありません。
(船内に大浴場があります。朝は景色が見えて気持ちいいです!)
まさに動くホテル☆
展望デッキやキッズルームで遊んで、飽きてきたら部屋でゆっくりできますし、おむつ替えや授乳の時も部屋に戻ればいいだけなのでとっても便利です!
車やバイクを載せることができる!
これは移動をする上での大きなメリットですね!!
長距離を車で移動するとなると高速道路をひたすら走るわけですが、乗っているこどもはもちろん飽きてきますし、運転する方も飽きてきます。
高速道路ってほとんど変わらない景色で大きなカーブがあるわけでもなく、本当に飽きてきますよね…。
しかも、長距離となると結構疲れるし時間がかかる…。
標識の「福岡 200㎞」なんて表示をみるとげっそりします(笑)
「こんなに走ったのにまだあと200㎞!?全然減ってない…(´Д⊂ヽ」
しかしフェリーなら移動中(航行中)はリラックスタイムなのでゆっくり休めますし、お酒も飲めます!
(回りやすいので飲みすぎには要注意!(笑))
現地に着いた時点で体力全開なので、思いっきり旅を楽しむことができます!
※車高を下げている車は、乗船手続きの際に申告しましょう!
乗船の際にこすってキズがついても文句言いませんっていう誓約書(笑)を書きますが、段差の少ない乗船口を案内してくれる場合があります!
ボクは写真左下の大型トラックの入り口から乗せてもらいました!
なお、段差を斜めに上がらないとバンパーをこする程車高が低い車は、乗船できないことがあります(笑)
そしてもう一つが荷物問題!
こどもが小さいうちは荷物が多くなるので大変ですよね…(~_~;)
でもフェリーなら車ごと船に乗せるので、大きな荷物の置き場に困ることもないですし、船の中で使う分だけ分けておけば、部屋に持っていく荷物も少なくて済みます。
フェリーのデメリット
ここまではメリットについてご紹介してきましたが、続いてはデメリットについて。
船酔い問題
船に弱い人はこれが一番のネックではないでしょうか…。
ボクがいくつか乗ってきた経験上、古くて小さい船はめっちゃ揺れます!!(笑)
大分県(佐賀関港)~愛媛県(三崎港)を結ぶ「国道九四フェリー」。
もともとこの海域は潮の流れが速く、それを横切るわけですから揺れないわけがないですね。
この航路は2016年に新造船「遊なぎ」が投入されましたが、1隻だけ。
旧型の船はめっちゃ揺れる!!
長距離フェリーに比べると小さくて古いせいか、別に天気が悪くもないのに左右にユラユラ…。
横になると、頭がおかしくなりそうになる(´Д⊂ヽ
なお、新造船「遊なぎ」の方はそこまで揺れを感じないのでご参考に…。
(配船表はHPで確認できます)
船の大きさと通る海域、そして一番は天候(海の荒れ具合)によって揺れの強さが変わります。
(津軽海峡を越えるときは、大型の長距離フェリーにもかかわらず結構揺れました。)
車を載せると料金が高くなる
航路にもよりますが、車を載せると一気に10,000円近く値段が上がります。
陸路で行くと、車1台に対して「高速料金+ガソリン代」が必要です。
フェリーの場合、車(ドライバーの料金込み)+同乗者の料金が必要なので、陸路よりも割高になります。
フェリーの予約・乗船方法
フェリーのチケットはインターネットでの購入がおススメです!
ほとんどのフェリーはインターネット割引を導入しているので、ネット予約が割安ですし便利です(*^▽^*)
インターネット予約の他にもフェリー会社によって様々な割引制度があるので、予約の前に確認してみるといいですね!
サファリパークや遊園地のチケットがセットになったものなんかもあります。
なお、支払方法は会社によって異なるので、予約の際に確認しましょう。
フェリーに乗る前には乗船手続きが必要です。
乗船名簿(フェリーターミナルの窓口にあります)に記入するのですが、事前に印刷している場合は印刷したものを提出するだけの場合もあります。
(予約の際に要確認)
徒歩乗船の方は、あとは乗船を待つだけです☆
車の方は要注意!!
車をフェリーに載せる場合は、乗船手続きの際に車検証が必要です!!
乗船手続きの際に忘れず窓口へ持って行きましょう!
また、車を載せる場合は専用の駐車ゾーンがあり、係員さんの誘導に従って車を止めて乗船を待つんですが、複数の行き先の船が発着するターミナルの場合、どこに止めればいいのかわかりにくい場合があります。
大体の場合、案内看板があったり入り口に係員さんが立っていますが、わからない場合は乗船待ちゾーン以外の駐車場に車を止め、乗船手続きの際にターミナル窓口で聞いてみましょう!
まとめ
ながながとフェリーについて書いてきましたがいかがだったでしょうか?
前回の記事を書いていて思ったのですが、北海道ツーリングの事を思い出すと船旅がしたくなります(笑)
普段はあまり乗る事のないフェリーですが、たまの船旅はとても新鮮で楽しいです!
潮風を感じながら景色を眺めてみたり、夕陽やライトアップされた橋を眺めてみたりと、楽しみ方は人それぞれ。
こども達にとっても、窮屈さを感じることなくのびのびできますし、大きい船を間近で見られるいい機会!
きっと楽しくて良い旅になります!
一度、のんびり船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか(*^▽^*)
長距離フェリーは、こちらから航路が探せます!
日本長距離フェリー協会/Japan Long Course Ferry Service Association
なお、中短距離のフェリーは個別に調べないと出てきません!
ごめんなさい!(;´・ω・)
宇和島運輸フェリー
読んでいただきありがとうございました!
ではまた!☆