自由気ままなちのc LIFE ~パパは今日も迷走中!?~

子育てに悩むパパ、「ちのc」の日常をつづったブログです

おもちゃを譲れない子どもはわがままじゃない!~社会的行動の敏感期~

スポンサーリンク

f:id:chino-c:20200605212910j:plain

どうも!ちのcです( ≧∀≦)ノ

 

息子のモンテッソーリ幼稚園入園をきっかけに、モンテッソーリ教育を勉強しています!

 

 

子どもと公園に行くと、たまに気まずい出来事が発生します。

 

息子がお砂場セットで遊んでいるとき、同じ年齢くらいの子どもが来て、一緒に遊びたそうに見つめてくる。

 

 

ボク「かわいいな~☆」

 

というボクの想いとは裏腹に、息子はおもちゃをささっと囲い込む。

 

 

たぶん息子の中では…

 

守衛「大変だ!敵が攻めてきたぞ!!おもちゃを守れ!!」

 

防御兵A「緊急事態発生!!緊急事態発生!!エマージェンシー!!」

 

防御兵B「すぐに防御壁を!!」

 

けたたましいサイレントともに、そんなやり取りが繰り広げられているはず…(笑)

 

 

そんな状況なので、もちろん「おもちゃを譲る」なんて選択肢が出てくるわけもなく…(^_^;)

 

 

相手の親御さんがいるときは、ますます気まずいんですよね。

 

みんながわかってくれてるわけじゃないですからね(笑)

 

 

ボク自身、なぜそうなるのかを理解していなかったので、とても気まずい思いをしていました。

 

でも、これは子どもが「社会性」を育んでいるということを知ってからは、納得できるようになりました。

 

今日は、

どうして子どもはおもちゃを譲らないのか?
ボクたち親はどんなサポートが出来るのか?

ということについて、ボクが学んだことをお話ししようと思います。

 

 

子どもがおもちゃを譲らないのは、社会的行動を学んでいる

 子どもたちは、自分以外の世界・社会が存在することを知りません。

 

すべてが自分の世界の出来事であり、世界は自分を中心に回っているようなもの。

 

 

しかし、他の子どもたちと触れ合うことで、自分以外の「社会」というものに気付き始めるのです。

 

モンテッソーリでいうと、「社会的行動の敏感期」です。

 

3歳頃にやってくる社会的行動の敏感期

他の子ども達とおもちゃの取り合いをしたりすることで、自分以外の人たちの世界について学んでいきます。

 

そして「所有」という概念を育てていくのです。

 

自分が「所有」しているという認識ができて、「共有」に進めるのではないかなと思います。 

 

 

説得してもおもちゃは貸さない

以前、公園で息子と遊んでいたときのこと。

 

いつものように、砂場でトーマスのおもちゃを走らせる息子。

 

 

砂の中に潜ったり砂場のへりをはしったり、しまいには分解されて、もうボロボロのトーマス。

 

そんな様子を見つけて、一人の男の子が走ってきました。

 

 

「ボク、トーマス大好きなんだよね~。」

 

やはりトーマス人気はすごい。

 

男の子はみんなトーマスが大好きなんですね。

 

息子のトーマスはもうボロボロ(というか、分解されてる)なんですが、男の子は遊びたくてたまらない様子。

 

 

男の子は、仲間にしてほしそうに息子を見ている。

 

息子は無視した。

 

しかし、男の子は諦めない。

 

息子はトーマスを力強く握りしめ、懐に抱え込んだ。

 

男の子はそっと息子のもとへ寄り話しかける。

 

 

ボクは見てられず、

 

ボク「一つ貸してあげたら?」

 

と聞きました。

 

息子「イヤ!!!!!」

 

全く迷いのない返答。

 

ボクが説得を試みるも、それ以上の返事は得られず…。

 

 

そして、男の子もなかなか諦めない!(笑)

 

もう、途中から意地になってきて、ケンカの一歩手前( ;-`д´-)

 

 

そこへ現れたのが、男の子のお姉ちゃん(推定5歳)という救世主!

 

 

「帰るよ!」

 

男の子はお姉ちゃんに連れられて帰っていきました。

 

さすがお姉ちゃん(笑)

 

 

それを見届けた息子は、安心してトーマスで遊び始めました。

 

 

どこでも走るので、土まみれのトーマスとジェームス。(分解されて台車だけ…)

f:id:chino-c:20200605105834j:plain

 

「譲らない=わがまま」ではない

ボクは、社会性を育んでいるということを理解していなかったので、必死で説得を試みていました。

 

もちろん、無駄でした(笑)

 

そもそもそういった概念がないので、説得すること自体が無意味なんですよね。

 

 

おもちゃを譲らない姿を見ると、つい「わがまま」というイメージが浮かんでしまいます。

 

大人になってそんなことしてたら問題ですが、そうならないために子どもたちは成長しているところなんですね。

 

この世界に 産まれてから、まだ持っていない概念を習得しようとしているのです。

 

おもちゃを譲らないときはこうしよう

本を参考にして、我が家で導入した方法は2つです。

①そっと見守る
②子どもに自分で決めさせる

 

 そっと見守る(ケガの無いように…)

 これが一番いいのかなと思います。

 

 

おもちゃを譲ることができなくても、

 

「彼は今、所有の概念を育んでいるんだな。」

 

そう思って遠くから見守ります。

 

 

子どもは、いろんな経験をしながら多くのことを学んでいきます。

 

それに、子どもには子どもの世界があります。

 

そこに親が出ていく事自体が成長の邪魔なのかもしれません。

 

 

ただ、ケガだけは気を付けなくてはならないですよね!

 

子どもに自分で決めさせる

どうしても声掛けをしなくてはいけなくなった時。

 

どうしても「叱って」しまいそうになります。

 

 

でも、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげる。

 

 

そのうえで、

 

「どのおもちゃなら貸してあげられる?」

 

と、子どもに選んでもらいます。

 

 

もちろん、「ヤダ!」と突っぱねられることもあります(笑)

 

気長にいかないといけませんね(*´з`)

 

まとめ

おもちゃを譲らない子どもを見ると、ついつい「わがまま」「いじわる」と捉えてしまいそうになります。

 

そして、親も気まずい思いをしてしまいます(^-^;

 

ですが子どもたちは、そういった体験を通して成長しているのです!

 

ケガをしない程度に、そっと見守ってあげましょう☆

 

 

今回参考にさせて頂いた書籍はこちらです

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました!

ではまた~(*^▽^*)