どうも、ちのcです!
6歳の長男(繊細さん)と、3歳の次男(暴れん坊将軍)を相手に、
「父親だからこそできること」
「子ども達に伝えたいこと」
そんなことを考えながら、日々勉強中です。
我が家の子ども達は、二人とも乗り物大好き!
なので、「乗る」事を目的に、子ども達と旅に出ます。
そんな中でも、3歳の次男に受けがよかったのが、アンパンマン列車です。
アンパンマン、子ども達はみんな大好きですよね!
丸くて簡単な顔が覚えやすくて、小さい子どもには人気なんだとか。
そんな大人気のアンパンマンを全面に押し出した特急列車が、四国を走っています。
今回は、岡山と高知を結ぶ特急「南風(なんぷう)」のアンパンマン列車についてご紹介したいと思います。
(きっぷの予約・購入方法は後半で紹介しています。)
四国を走るアンパンマン列車
四国では、アンパンマンを全面にあしらった列車が走っています。
今回ご紹介する南風を始め、
四国各地を様々な種類のアンパンマン列車が走っているんです。
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」や、「ゆうゆうアンパンマンカー」などの専用の車両を使用したもの。
特急列車の外装をアンパンマン一色にして、車内にアンパンマンシートを設置したもの。
どの列車も、アンパンマンと旅する楽しみが詰まった列車です。
アンパンマンの作者である「やなせたかし」さんは、高知県の出身。
高知県香美市には「アンパンマンミュージアム(やなせたかし記念館)」もあります。
一番最初に登場したアンパンマン列車も、岡山と高知を結ぶ特急「南風」でした。
特急「南風」アンパンマンシート
岡山と高知を結ぶ特急列車、南風のアンパンマン列車は、最初に登場したアンパンマン列車(2000年デビュー)であり、やなせたかしさんの故郷高知県を走る列車です。
現在は、南風の全列車が新型列車(2700系)となり、アンパンマン列車も2020年に新型列車として登場。
全席にコンセントが設置されていたり、荷物スペースや大きな窓があったり、快適仕様の特急列車です。
南風のアンパンマン列車には、
「あかい編成」と「きいろい編成」の、
2種類のアンパンマン列車があります。
車内はアンパンマンの世界
基本は3両編成で、外観は全車両アンパンマンのラッピングが施されています。
号車によって、デザインが違うので、子どもと一緒にキャラクターを探しながら見て回るのも面白いですよ。
始発駅の岡山では、折り返しのための清掃作業があるので、30分程度ホームに停車しています。
それでは車内に入ってみましょう!
ドアが開くと、そこはもうアンパンマンの世界。
車内はこんな感じ↓
天井にもアンパンマンのキャラクターたちが…。
テーブルを開くとそこにもアンパンマンが…。
どこを見ても、アンパンマン一色です!!
いたるところにアンパンマンのキャラクターがいるので、アンパンマン好きにはたまらないひと時。
子ども達と、アンパンマンのキャラクターを探しながら探検してみるのも面白いかもしれません。
上記の写真は、1号車にあるアンパンマンシートの車内です。
3両のうち、1号車の半分がアンパンマンシートになっています。
他の号車は、天井の装飾はあるものの、通常のシンプルな車内になっています。
ちなみに、先頭車両(1号車)の運転室にある遮光カーテンもアンパンマン。
(次の停車駅までの間にトンネルを通過するときは、遮光カーテンを下ろします。)
子連れに優しい設備が整っている
アンパンマン列車のありがたいところは、小さな子どもが一緒でも、快適に利用できるように考えられているところ。
まず、デッキに出ると多目的室があります。
普段は鍵が掛かっていますが、車掌さんに伝えると、授乳やオムツ替えでの利用ができます。
多目的室のすぐ横には荷物スペースがあります。
他の車両の荷物スペースより奥行きがあるため、ベビーカーも畳めば収納できます。
さらに、トイレには子供用便座まで用意されています。
(子供用便座は、アンパンマン列車のみに設置)
一つだけ注意したいのですが、結構揺れます!!
平地を走るときは何てことないのですが、
琴平~土佐山田の間は山間部を走行するため、結構揺れます。
走行中に車内を移動するときは注意が必要です。
飽きてきたら先頭車両で運転士気分
この列車の珍しいところは、
先頭車両から前が見えるところ。
普通列車などは、
運転士さんの後ろに張り付いて前を眺めて…
なんて事ができますが、特急列車のほとんどは客室の最前部に窓が無いため、前が見えません。
しかし、南風の先頭車両には、車内からも前が見えるように窓がついています。
そんなに眺めは良くないですが、
運転士さんが運転する様子も見えます!
南風が走る線区には、瀬戸大橋や大歩危峡など、景色の良いポイントがたくさんあります。
土讃線内には、鉄橋の上に駅があったり、スイッチバックの秘境駅があったり、珍しい駅ばかり。
山間部のカーブも高速で走行するので、なかなか面白いです。
子どもが飽きないように、タイミングを見て先頭車両に景色を見に行くのもいいですよ!
連結・切り離し作業を見ることができる
一部の南風は、徳島~岡山を運転する特急「うずしお」と連結して走っています。
岡山~宇多津駅間は連結して走り、途中の宇多津駅で、連結・切り離し作業を行います。
左側(アンパンマン列車)が高知行きの「南風」。
右側が徳島行きの「うずしお」。
切り離し作業はスイッチ類の整備と、通路の撤去だけなのですぐに終わっちゃいますが
、連結作業はなかなか面白いです。
連結作業を見るには、岡山行きの列車に乗車する必要があります。
南風6号 岡山行き
南風7号 高知行き
上記の二本が、「うずしお」と連結して走っています。
(2022年9月時点)
南風アンパンマン列車に乗って、いざ高知へ!!
南風の終着高知駅には、アンパンマン広場があったり、駅前の通りにキャラクターの石像があったり。
失礼ながら、
「高知県=酒飲み」
というイメージがあったのですが、これからは
「高知県=アンパンマン」
に更新したいと思います。
(美味しいグルメに旨い酒が楽しめる街であることは間違いありません。)
さすが、やなせさんの故郷です。
街の中心部は、路面電車で二駅先の「はりまや橋」。
歩けば10分ちょっとの距離ですが、道路沿いにはアンパンマンの石像も設置されています。
きっぷの予約・購入方法
南風のアンパンマンシートは指定席です。
乗車前に指定席特急券・乗車券の購入が必要です。
きっぷは、「みどりの窓口」はもちろん、インターネットでも購入することが出来ます。
切符購入の際は少し注意が必要です。
窓口で切符を購入する際は、乗りたい列車を伝え、
「アンパンマンシート」
の指定席が欲しいことを伝える必要があります。
インターネットで予約する場合は、JR西日本の「おでかけネット」から予約ができます。
(JR四国は独自の予約サイトを持っておらず、JR西日本のサイトで予約ができます。)
インターネット予約の場合、アンパンマンシートを連結している列車を検索すると、同じ時刻で2本の列車が表示されます。
しかし、この時点では列車名は表示されません。
二段目が、アンパンマンシートの予約列車になります。
二段目の列車を選択すると、
「南風(アンパンマン)」の列車名が表示されます。
きっぷにも「南風 アンパンマン」の表示があります。
(新幹線との乗り継ぎ割引が廃止され、切符の価格は変更となっています。)
四国からは、関西などへの割引切符が発売されていますが、こちらもインターネットで購入ができます。
まとめ
乗って楽しむことができるアンパンマン列車。
いろんなところにアンパンマンがいるので、子ども達も喜ぶことは間違いなし!
高知まで乗れば、美味しいグルメにお酒もあって、大人も大満足です!
アンパンマン列車に乗って、グルメの街、高知への旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
・運行区間
岡山~高知(約2時間半)
・運行本数
岡山行き・高知行き ともに一日5本(2023年8月時点)
・予約・購入方法
みどりの窓口
インターネット予約(e5489)
特急券が購入できる券売機
読んでいただきありがとうございます!
ではまた!