※JR九州では、2023年4月1日から、グリーン料金の値上げが実施されます。
記事内の運賃・料金は値上げ前の金額です。
JR九州の最近の動向を見ていると、その他のお得なきっぷに関しても廃止される可能性があります。
ご利用の際は、ホームページでご確認ください。
どうも!
ちのcです!
九州に引っ越してから、鉄道好きの二人の息子と、様々な鉄道旅を楽しんでいます。
子どもと鉄道でお出かけすると、様々な試練が待ち受けています。
じっと座っていられない
大声を出す
外で見てるときは興奮してたけど、いざ乗ったらすぐ飽きる
親なら誰しも、一度は経験をしたことがあるのではないでしょうか?
でも、せっかくおでかけするんだから、周りに気を遣うことなく楽しみたい!
そんな問題を解決して、大人も子ども鉄道旅を楽しめる!
オトクにプチ贅沢が楽しめる鉄道旅!
舞台はもうすぐ新幹線が走る長崎。
「長崎ちゃんぽん」に「佐世保バーガー」、「レモンステーキ」に「トルコライス」。
グルメだけじゃなく、「軍艦島」に「ハウステンボス」など、楽しめる観光地もたくさんある長崎県。
そんな長崎への鉄道旅のご紹介!
豪華列車の先駆け787系
九州には、奇抜なデザインや、オシャレな列車がたくさん走っています。
そういった面白い列車達の、先駆け的な存在であるのが、「787系」です。
現在は、博多と長崎や佐世保を結ぶ、特急「かもめ」・「みどり」に使用されているこの車両。
もともとは、九州新幹線開業以前の特急「つばめ」としてデビューした車両で、西鹿児島(現:鹿児島中央)~博多・門司港間を結んでいました。
今でこそ新幹線で約1時間30分の距離ですが、当時は4時間をかけて走破していました。
四人用のボックス席やDXグリーンなど、多彩な座席タイプを備える当時のエース車両。
そんな中でも、グループや家族でゆったりくつろぐことができるのが、グリーン個室です。
周りを気にせずくつろげるグリーン個室
6両(7両)編成で、たった1室だけのグリーン個室。
半個室のようなタイプではなく、高級感のある立派な個室で、ソファーと一人掛けの座席が一つ設置されています。
定員は4名ですが、結構広いので大人4人で乗っても十分くつろげます。
我が家は4人(大人2人・子ども2人)で乗車しましたが、広々ゆったり寛げました。
個室の一番の魅力は、周りを気にする必要が無いところ。
周りとは壁で隔てられているので、冒頭で書いた問題は、ほぼ解決できます!
大きな窓も付いているので、子ども達と車窓を楽しみながら、おしゃべりを楽しむこともできます。
なお、ベビーカーを入れるには少し狭い(ドアが閉まらなくなる)ので、畳む必要があります。
切符の組み合わせで料金もオトクに
いくら快適とはいえ、グリーン車ですから、通常よりも料金がかかります。
しかし!!
オトクな切符と組み合わせることで、
通常の切符よりも安くグリーン個室を利用する事ができるのです!!
長崎・佐世保方面は二枚きっぷ
「かもめ」・「みどり」のグリーン個室を利用する場合は、二枚きっぷとの組み合わせが安くなります。
2枚きっぷの値段は…
博多~長崎
6,300円
博多~佐世保
4,700円
グリーン個室の料金は…
100キロまで 2100円
200キロまで 3200円
2枚きっぷにグリーン個室の金額(3200円)をプラスすると…
博多~長崎
9,500円(大人2名)
普通車指定席の通常料金 11,180円(大人2名)
博多~佐世保
7,900円(大人2名)
普通車指定席の通常料金 9,000円(大人2名)
なんと、グリーン車なのに、普通車指定席よりも安くなるんです!!
ちなみに…、
普通車指定席の場合は、切符を購入した人数分しか座席がありません。
小学生未満の子どもは、切符が要らない代わりに、基本的に膝の上になります。
(座席を利用する場合は、子どもの切符を購入する必要があります。)
はしゃぐ子ども達と窮屈な思いをするくらいなら、断然グリーン個室に乗る方が良いですね!!
また、グリーン個室は個室単位での販売です。
グリーン料金は
1人で乗っても3200円。
4人で乗っても3200円。
つまり、人数が増えれば断然お得なわけです。
(乗車区間が100キロまでの場合は2100円)
購入方法について
大人2名分のグリーン料金+乗車する人数分の乗車券・特急券が必要です。
(小学生未満の子どもは、切符は不要です)
発売は、駅のみどりの窓口でしか取り扱いがありません。
(2枚切符は、JR九州管内の駅でしか取り扱いがありません。)
窓口の係員さんに、二枚きっぷとグリーン個室を予約したい旨を伝えると、二枚きっぷと合わせてグリーン個室券を発売してくれます。
インターネット予約では、グリーン個室は購入できません。
また、九州ネットきっぷなどをグリーン個室に変更することもできませんので、注意が必要です。
駅でしか購入できない部分は多少の難点ではありますが、わからない部分は駅員さんに聞けますし、希望を伝えるだけで切符を作ってもらえるのは楽ですね。
まとめ
長崎や佐世保は、9月に西九州新幹線の開業を控えており、これから大きな変革期を迎えます。
新幹線ができることによって、確かにスピードは速くなりますが、新幹線にはグリーン個室のような設備はありません。
また、現状では一部分が開業(武雄温泉駅~長崎間)するだけなので、博多~長崎間の利用では、途中駅で乗り換えが発生します。
荷物が多かったり、子どもが一緒だと、不便さを感じることがあるかもしれません。
長崎本線でゆっくり鉄道旅を楽しむことが出来るのは、今だけなのかもしれませんね。
子ども達と、グリーン個室でゆったり鉄道旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!!
ではまた~☆