どうも!ちのcです!
息子のモンテッソーリ幼稚園入園をきっかけに、モンテッソーリ教育について勉強している2児の父親です。
育児にあまり詳しくない人にとって「モンテッソーリ教育」と言っても、ピンとこないと思います。
我が家の場合、奥さんがモンテッソーリ教育に興味があり、息子はモンテッソーリ園に通わせようと決めていました。
もちろんボクはモンテッソーリの事はよく知らないし、そもそもそんな教育法があること自体知りませんでした…(;´Д`)
今回ご紹介する本は、初心者の方でもわかりやすく読めて、普段の子育てで実践しやすい内容が詰まったモンテッソーリ本です。
そしてもう一つ。
いろんな子育ての本を読んでいると、「多くのママは…」「ママとしては…」という文言がよく出てきます。
ほとんどの子育て本は主役が母親なので、父親が実践しようとしても上手くいかないことが多いです。
ですがこの本は、著者が「お父さんにこそ読んでほしくて書いた本」と書いているくらいです。
もちろん内容も、父親でも実践できる内容がたくさん詰まっています!
おすすめポイントはこんな感じ!
①初心者でもわかりやすい
②敏感期の到来時期がわかる
③具体的なサポート方法が書かれていて実践しやすい
これを読めば、子どもに対する見方が変わるかも!?(; ・`д・´)
0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!
今回ご紹介する本は、
「0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」
です。
モンテッソーリ教育をもとに、家で実践できる取り組みや、子どもとの接し方が書かれています。
著者の藤崎達宏さんは、金融機関に20年勤務した後、モンテッソーリ教師の資格を取られた少し変わった経歴の持ち主。
もちろん子育ても経験されています!
実際にご自身で経験をされているからか、父親目線で書かれている部分も多く、初心者でもわかりやすく書かれているのが特徴です。
赤ちゃんを我が家に迎えるための準備から書かれているので、父親の出番もたくさんあります。
子どもが産まれる前に読んでおいても絶対に損はない一冊です。
モンテッソーリ教育と、この本に書かれていることを合わせて簡単にご説明しましょう!
モンテッソーリの理念をベースに子育てを説明
この本では、子どもの成長に合わせたサポート方法と、ベースとなるモンテッソーリ教育の考え方が書かれています。
モンテッソーリ教育は「適時教育」です。
子どもの発達段階を知り、それに合わせた適切な環境を整えていく事が重要になってきます。
発達段階を知るためには、「子どもを観察する」ことが大切です。
そしてもう一つ、「サポートする」ことが大切です。
観察すること
子どもを知るためには、まずは観察をしなくてはなりません。
普段の子育てでは、忙しくてついつい大人の目線でしか子どもを見られないこともしばしばあると思います。
でもよくよく観察してみると、
「あれ?最近同じような動きばっかりするな。」
「また同じおもちゃで遊んでる。」
「最近よく走るなぁ。」
なんてことも出てきます。
それは、何かしらの敏感期なのかもしれません。
敏感期というのは、子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す時期のことです。
この敏感期は、子どもの才能をぐんぐん伸ばす大チャンスです!!
サポートすること
サポートは、「親が代わりにやってあげる」ことではありません。
「子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。
もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、
どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです。」
マリア・モンテッソーリ
マリア・モンテッソーリは、モンテッソーリ教育を確立したイタリア初の女性医師です。
モンテッソーリの言葉にもありますが、ボクたち親がやることは「子どもを観察すること」と、「環境を整えること」なのです。
そう言われても、環境を整えるってどういうこと?
と思われるでしょう。
ただお金をかけて道具をそろえることではなく、子どもの成長に合わせた環境づくりが大切になってきます。
たとえば、ハイハイができるようになった赤ちゃん。
DIYでいろんなものをつくられる方も多いと思いますが、「赤ちゃんの棚」がこの本で紹介されています。
ハイハイの時はまだ視線が低いので、棚の下の段に興味のあるおもちゃを置いてあげます。
棚はつかまり立ちの手助けにもなります。
赤ちゃんがつかまって立ち上がりやすいよう、そんなに高くないものにします。
つかまり立ちができるようになると、今度は棚の上の段におもちゃを置いておきます。
子どもは、おもちゃが気になるので、つかまり立ちをしておもちゃを取ろうとします。
このように、棚一つを取ってみても、子どもの成長の大きなサポートになるのです。
こういったサポートも、「環境を整えること」の一つです☆
おすすめポイント
冒頭でもお伝えしましたが、この本のおすすめポイントはこちら!
①初心者でもわかりやすい
②敏感期の到来時期がわかる
③具体的なサポート方法が書かれていて実践しやすい
①初心者でもわかりやすい
日常生活で活かせることを前提に、モンテッソーリの基本理念からわかりやすく解説されています。
子どもたちが、どういった過程で成長していくのか。
また、その過程でどんなサポートをするのが適しているのかが、わかりやすく書かれています。
成長のサイクルもわかりやすく書かれているので、実践するうえで子どもの状態を観察しながら進めることができます。
自分の子どもを観察し、自身の子育てを振り返るチャンスでもあります!
②敏感期がいつ頃来るのかわかる
この本には、子どもの敏感期の一覧表がついています。
何歳ごろに敏感期が来るのかがわかるので、
「これは運動の敏感期かな?」
など、子どもの変化に気付きやすくなります。
また、次に訪れるであろう敏感期が予想できるので、成長に合わせて準備をすることもできます。
敏感期は一度逃すと二度とやってきません。
もちろん、敏感期を逃したからといって成長しない訳ではありません。
ですが、努力で成長するのはかなりの時間と根気が必要ですし、何より大きなチャンスを逃すことになります。
合わせて、一ヶ月刻みの「成長のチェックリスト」もついています。
できていないからといって焦る必要はありませんが、子どもの成長段階と次のステップを知る目安になります。
③具体的なサポート方法が書かれていて実践しやすい
具体的にどんなことをすればいいのかが記されているので、すぐに実践できます!
しかも、年齢に合わせて書かれているので、とてもわかりやすく取り入れやすいです。
前章でご紹介した赤ちゃんの棚もサポートの一つですね!
子どもと直接関わることだけがサポートではありません。
子どもの次の成長の為に、環境を整えてあげることも大切なサポートの一つなんです。
でも、子どもの成長段階やサポートの仕方がわからないと、これらのサポートもうまくできないことになります。
子どもの成長段階とサポートを知ることは、子どもの成長を助ける最大の武器になるのです。
他にも言葉がけや手指の運動など、様々なサポートが書かれています。
まとめ
初心者でもわかりやすくて、実践しやすい内容が書かれている「モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす」。
モンテッソーリ教育を知らなくても、子どもの成長段階を知るきっかけになるので、子どもとの向き合い方を見直すいいきっかけになると思います。
シリーズで「3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!」も出版されています。
こちらは対象年齢が3~6歳になったことに加え、より実践的な内容になっています。
どちらもオススメですが、初心者の方は0~3歳版から読むことをオススメします☆
今日も読んでいただきありがとうございました!
ではまた!(*^_^*)