どうも!ちのcです!
皆さんは、子どもとどんなお話をしますか?
友達と遊んだ話に、おやつが美味しかった話、一日の出来事など、様々だと思います。
そんな時、子どもの話をちゃんと「聴いて」いますか?
当たり前だろ!話を聞かないと会話にならないじゃないか!
と言われそうですね(笑)
今回のお話は、子どもの話に耳を傾ける「傾聴」と言うお話。
忙しい日々を送っている中で、つい子どもの話を適当に聞き流してしまいがちではありませんか?
ボクも、忙しいときにはついつい「ちょっと待って~!」となってしまいます。
ボクは、忙しいときは子どもにそのことを伝えて、意識的に子どもの話に耳を傾ける時間を作るようにしています。
結果として、息子とは色んな話をするようになりましたし、奥さんではなく、ボクだけに話をしてくれることもあります。
とても簡単なのに効果絶大な「傾聴」にはこんなメリットが。
①こどもとの信頼関係が築ける
②子どもをより深く理解できるようになる
③大人の人間関係に活かせる
子どもとの信頼関係はもちろんの事、大人同士の人間関係にも活かせる技術なので、知っておいて損はありません。
相手が伝えたいことに耳を傾ける「傾聴」
傾聴とは、コーチングやカウンセリングでも用いられるコミュニケーション技法の一つで、相手との信頼関係を築く手法です。
やり方はとても簡単です。
相手の話をしっかりと「聴く」!!
簡単ですね!(笑)
わかりやすく表現すると、相手の話にしっかりと耳を傾ける事を「傾聴」と言います。
この記事では、心をそちらへ向けて、相手の話に耳を傾けることを「聴く」と表現しています。
それに対して「聞く」というのは、本人の意思に関係なく、耳に入ってくる音を聞いている状態と表現するとわかりやすいかもしれません。
「傾聴」自体はとっても簡単なことではありますが、子どもとの信頼関係を築く上で、これほどに効果の大きいものはありません。
子どもは、自分の話を聞いてくれる人かどうかをしっかりと見ていますし、感じています。
皆さんのまわりに、「この人、人の話全然聞かないんだよな~。」っていう方はいませんか?
そんな方との間において、「信頼」って生まれにくいですよね。
相手の伝えたいことに対して耳を傾ける。
とても簡単で、子どもとの信頼関係を築く第一歩になります。
それでは、ボクが実際に行ってきた傾聴のポイントについてご説明していきます。
①目線の高さを合わせる
まずは、子どもと目線の高さを合わせましょう。
見上げる姿勢は、そのまま権力の勾配に繋がります。
「話を聞いてあげている」のではなく、対等な立場で話を聞くようにしましょう。
子どもも一人の人間であり、人格があります。
対等な立場で話をすることで、初めて信頼関係が生まれます。
そして、子どもが話しやすい環境を作ることが大切です。
②善悪を判断しない
人間は、すぐに善悪を判断してしまいます。
これは、その人が悪いのではなく、人間の頭がそのような機能になっているから。
しかし、子どもは善悪を判断されるのを喜びません。
というか、大人でも同じですよね。
善悪の判断を求めるために話をしているわけではありません。
主観的に話を聴くと、つい善悪の判断が出てきてしまうのですが、「話を聴く」という事に集中することが一番だと思います。
子どもの立場に立って、入り込んで話を聴いてみると、今までとは違った視点でとらえることができて面白いかもしれませんよ!
③アドバイス不要
子どもと話をしていると、ついつい「こうしたらいいんじゃない?」などとアドバイスをしてしまうんですが、子どもは必ずしもアドバイスをしてほしくて話をしているわけではないのです。
話をして、相手に伝えたいことを理解してもらえるだけで、うれしいんですよね。
お互いに意思疎通が取れることを目的としているので、アドバイスは不要です。
求められていないアドバイスほど不要なものはありません。
④話を聴いている事が伝わるように
ただ聞いているだけでは、相手にその姿勢は伝わりません。
「…こいつ、ほんとに聞いてる?」
ってなるのが普通です(笑)
会話は言葉のキャッチボールです。
相槌を打ったり、復唱することで、子どもに話を聞いていることがわかるようにすることが大切です。
「〇〇(復唱)だったんだね。」
などと会話を挟むことで、子どもにもその姿勢が伝わります。
言葉でなくても、要所でうなずいたり、態度で示すことで、子どもに話を聞いていることを伝えることができます。
傾聴を意識するようになったボクの例
ボクの場合、息子とのコミュニケーションにおいて傾聴を意識するようになり、息子との信頼関係はまた一段変化しました。
冒頭でもお伝えしましたが、息子が様々な事を話してくれるようになりました。
それまでは、恥ずかしいことや嫌なことがあると、黙ってしまう事が多く、後から話を聞こうにも何も話してくれないことがありました。
しかし最近は、何が嫌だったのか、恥ずかしかったのかを話してくれるようになりました。
たとえば、幼稚園のお誕生日会でのできごと。
みんなの前で将来の夢を発表するらしいのですが、息子はみんなの前で黙りこんでしまったんです。
その時の状況は担任の先生から聞いたのですが、家に帰って話を聞くと、
「みんなの前で発表するのが恥ずかしくて嫌だったの。」
と教えてくれました。
大人からすれば、「そんな事かい!!」と思う事でも、子どもにとっては重大なこともあるんですよね。
でも、そういったこと(真実)は、
子どもから話を聞き出してみないとわからないんです。
話を「聴く」姿勢を意識してきたことで、お互いに何でも話し合える環境ができてきたのかなと感じています。
ちなみに、最近の息子の口癖は「お母さんには内緒ね!!」です。
主に、奥さんに隠れておやつを食べたときに使用します。
まとめ
人の話を聴くのって、簡単そうで、できない人が結構多いように感じます。
やっぱり、みんな自分のことを話したいんですよね。
想いを伝えたい、考えを伝えたい。
ただ、伝えたい想いが強すぎると、お互いにコミュニケーションが取れているようでも、実際は一方通行のコミュニケーションになりかねません。
「傾聴」の技術は、子育てにおいて重要な技術であることは間違いありませんし、それは私たち大人の世界でも活かせる技術なのです。
人はみな、自分の話をしっかりと聴いてもらえると嬉しいものです。
相手の話に耳を傾け、相手の考えに少し想いを馳せてみることで、新しい発見があるかもしれません。
傾聴をはじめ、子どもへの声かけについて、こちらの本が参考になると思います。
子ども達との信頼関係を築く第一歩として、ぜひ傾聴をお試しあれ!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた~☆